
チャレンジャーライブ パーラー部門を見にいってきた
2026年10月11日、マジックのコンテスト「チャレンジャーライブ」のパーラー部門を観覧してきました。
このコンテストは、3年に一度開催され、「マジックのワールドカップ」とも呼ばれる世界大会「FISM」につながる予選も兼ねています。
名古屋大会でゴールドアワードを獲得したマジシャンは、国内でも大規模なマジック大会「ジャパンカップ」への出場権を得ることができます。
つまり、マジシャンたちの本気の演技を間近で見られる、マジック好きにはたまらないイベントなのです。
チャレンジャーライブ 出場メンバー
- 伊藤万葉さん
- 松川陽亮さん
- ぺいしゅんさん
- アレハンドロさん
- 金森駿介さん
- Tomoさん
※あと一人出場予定の方がいましたが辞退されました。
チャレンジャーライブ審査員
- やひろさん
- ノーブ・ハッセル・アベさん
- もっさんさん
- 横井宗男さん
- くるわ大介さん
次の段落で一人づつのマジックの内容を書いていきたいと思います
1.伊藤万葉さん
観客にジョーカーへサインをしてもらい、そのジョーカーを使ったカードマジックを披露されました。
途中でデックの真ん中に入れたはずのカードが、サインされたジョーカーに挟まれて出てくるという不思議な現象でした。
審査員の講評
お客さんに何をやりたいのかが、もっと伝わるといいという講評がありました。
また、パーラー部門ということもあり、より広い範囲のお客さんにも演技が伝わるようになると、さらに良くなるという意見もありました。
2. 松川陽亮さん
まず、観客から2人をステージに呼び、新品のトランプ1ダース(12デック)の中から、好きなデックを1つ選んでもらいます。
続いて、選んだトランプの側面に名前を書いてもらいます。
さらに、ギミックのない普通のトランプであることを確かめてもらうため、客席にもデックが配られました。
ちなみに、僕もトランプを1つゲットしましたが、確認したところ、正真正銘のギミックなしのトランプでした。
そして、観客の1人には好きなマークを、もう1人には好きな数字を言ってもらいます。
その後、観客自身にトランプをシャッフルしてもらい、カードをバラバラにします。
ところが、マジシャンがカードを並べると、なんと観客が指定した数字とマークが見事に現れたのです!
さらに驚いたことに、デックのトップからは、同じ数字でマークだけが異なる残り3枚のカードも現れました。
しかし、驚きはこれだけではありません。
最後に、カードを再びきれいにそろえてシャッフルすると、なんと今度はスペード・クラブ・ハート・ダイヤのすべてのカードが、数字の順番どおりに並んでいたのです!
審査員の講評:技術的には非常に素晴らしい演技だったという評価でした。
一方で、パーラー部門ということもあり、客席にも現象がより分かりやすく伝わる工夫があるとよかった、という指摘もありました。
また、最初に観客をステージに呼んでいるのであれば、その観客にカードを配ってもらう演出にしてもよかったのではないか、という意見も出ていました。
3. ぺいしゅんさん
ぺいしゅんさんは、ストーリー仕立てのマジックを披露しました。
物語の主人公は、マジ子ちゃんという女の子に片思いをしている男性。
マジ子ちゃんの気を引こうと、マジックを使ってさまざまなアプローチを試みます。
ところが、花を出そうとすると花びらになってしまったり、バラがバナナに変わってしまったりと、マジックは大失敗の連続。
ついには、お酒で酔わせようと企みますが、なんとお酒が普通の水になってしまいます。
何をやってもうまくいかない男性。
最後はマジックに頼ることをやめ、ありのままの気持ちを手紙にしてマジ子ちゃんに渡します。
まさかの結末
実は、想いを寄せる相手のマジ子ちゃんもマジシャンだったのです!
花が花びらになったのも、バラがバナナに変わったのも、お酒が普通の水になったのも、すべてマジ子ちゃんのマジックによるものでした。
そして、男性が最後に渡した手紙によって、ありのままの気持ちはマジ子ちゃんに伝わります。
しかし、マジ子ちゃんからは「もう少しイケメンで、マジックがうまかったらなあ」という、なんとも切ない一言が。
最後までユーモアのある、ストーリー仕立ての演技でした。
審査員の講評:世界観については、出場者の中でもずば抜けていたと高く評価されていました。
一方で、その世界観に対してマジック自体のインパクトがやや弱かったことが惜しいという指摘もありました。
また、最後のオチにもう少し強さがあると、さらによかったのではないかという講評でした。
4. アレハンドロさん
アレハンドロさんの演技は、ナレーションからスタートしました。
カーテンの後ろからひょっこり顔を出して登場するという、ユーモアのある演出です。
ステージには少し離れた場所にキューピー人形が置かれており、観客の中から1人を呼んでマジックが始まります。
使用するのは、裏面がさまざまな色になっているトランプ。
アレハンドロさんがカードをパラパラと落としていき、観客に好きなところで「ストップ」と言ってもらいます。
同じことをもう一度繰り返し、観客は裏面の色が異なる2枚のカードを手にしました。
その2枚のカードの色は、客席にいるほかの観客にも見せられます。
そして、ここから不思議な現象が起こります。
なんと、キューピー人形の頭の中にもトランプが入っていたのです!
しかも、そのカードの色は、観客が選んだ2枚のカードの色を混ぜ合わせるとできる色と、見事に一致していました。
審査員の講評:ナレーションから始まる演出が上手く、笑いの要素もあってよかったと評価されていました。
一方で、マジックの数が少なかったことや、披露された現象についても、フォース(マジシャンが意図したカードを観客に選ばせる技法)で実現できるのではないか、という意見がありました。
5. 金森駿介さん
金森駿介さんは、コインを使ったマジックを披露しました。
コインが不思議に移動したり、虫眼鏡でコインを覗くと、本当にコインが大きくなってしまったりと、次々に不思議な現象が起こります。
さらに、虫眼鏡でスーツのボタンを見ると、なんとボタンまで大きくなってしまいました!
大きくなったコインやボタンは元の大きさに戻り、最後には虫眼鏡そのものが消えて演技が終了しました。
審査員の講評:普段はもっと上手な演技をするマジシャンなのに、今回は珍しくミスが目立ったという指摘がありました。
一方で、虫眼鏡を使ってコインが大きくなる演出については、面白いアイデアだったと評価されていました。
6. Tomoさん
Tomoさんは、ルービックキューブを使ったマジックを披露しました。
今回のチャレンジャーライブで、僕が個人的に一番不思議だと感じた演技です。
まず、観客の中から1人を呼び、ルービックキューブを自由に混ぜてもらいます。
もちろん、マジシャンはその様子を見ていません。
ところが、Tomoさんは後ろを向いたままルービックキューブを操作し、なんと6面すべてをきれいにそろえてしまったのです!
さらに、演技には2個のルービックキューブが使われていました。
次の演技でも、1個のルービックキューブをバラバラに混ぜ、Tomoさんが後ろ向きの状態でそろえようとします。
しかし、今度は6面がきれいにそろっていません。
失敗したのかと思いきや、もう1個のバラバラに混ぜられたルービックキューブと、6面すべての色の配置が一致していたのです!
さらに、今度はステージに呼ばれた観客がルービックキューブに挑戦します。
すると、なんと観客が操作したルービックキューブまで、6面すべてがきれいにそろってしまいました。
ほかにも、袋の中に入れたバラバラのルービックキューブが、見事にそろうという現象もありました。
ただし、演技の一部については記憶が曖昧なため、細かい手順や順番は正確に再現できていません。
それでも、マジシャンが見ていない状態でルービックキューブがそろってしまう現象は、僕にとって非常に衝撃的でした。
審査員の講評:全体として非常に素晴らしく、特に大きな指摘はないという高い評価でした。
一方で、スイッチ(道具などを観客に気づかれないように入れ替える技術)がやや雑だったため、そこを丁寧にすると、さらによくなるというアドバイスもありました。
また、ある審査員からは「ルービックキューブのマジックが一番嫌いだったが、今回初めて面白いと思った」という、非常に印象的な評価もありました。
受賞者一覧
People’s Choice Award(写真無し)
TOMOさん
Bronze Award
ぺいしゅんさん

Silver Award
金森駿介さん

Gold Award
Tomoさん

まとめ:今回も楽しかったチャレンジャーライブ
まずは受賞者の皆さま、おめでとうございました。そして、出場者の皆さま、本当にお疲れさまでした。
マジックが大好きな僕にとって、思う存分マジックを楽しめた、とても充実した一日でした。
演技を見ながら、「ここまで来るために、きっとたくさんの準備をしてきたんだろうな」「本番前は緊張して、夜も眠れなかったんじゃないかな」など、いろいろなことを考えてしまいました。
出場者の皆さまが、それぞれの思いを込めて披露するマジックを間近で見ることができ、本当に楽しかったです。
また、僕自身にも個人的に嬉しい出来事があり、非常に濃い一日となりました。
さて、次に僕がマジックを観覧する予定なのは、マジックバー手品師の20周年記念Liveです!
今回はお店を飛び出して、イリュージョンを含む特別なショーが開催されます。
今から待ち遠しくてたまりません。
今回はチャレンジャーライブの観覧記をお届けしましたが、次回は手品師20周年記念Liveの記事になりそうです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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