私が主催するサークルでの出来事
昨年、私は趣味の延長でサークルを立ち上げ、あるサイトを通じて数名の方と出会いました。最初は協力的で、雰囲気の良い関係が築けていると思っていました。彼らが運営しているオープンチャットにも招待され、私は交流の一環として参加することにしました。
あるサークルの開催日前日、メンバーのひとりから「知人を連れてきてもいいか」と尋ねられ、私は快く了承しました。ただし、その時点で「その方はサークルの趣旨を理解しているかどうか」を確認しなかったのは、私にも反省すべき点があったと思います。
当日、その知人の方がサークルのことをまったく知らされていなかったことが発覚。私はとっさに、「サークルのことは聞いている」と口にしてしまいました。もし無言でいたら、誘ってもらえなかったとその方が気を悪くされるかもしれない――そんな思いもあり、精一杯の配慮だったのです。
しかし後日、オープンチャット側から「規約違反」との指摘を受け、私は「その場はサークル主催の場であり、主催者は私です。規約以前に、説明責任は果たしてほしかった」と伝えました。その結果、相手は突然「それなら私はサークルを辞めます」と言い出し、私は驚き、言葉を失いました。
後日、もう一度話し合いたいと連絡がありました。私は冷静になったうえで「元通りに戻りたい」という気持ちを伝え、「お二人にはサークルに戻ってきてほしいし、自分もオープンチャットに戻りたい」と正直な想いを口にしました。
しかし返ってきたのは「男が一度口にしたことは貫くべき」という返答。ところが、後になって「オープンチャットに戻りたいなら、窓口は開いている」と、やや矛盾した内容が伝えられてきたのです。
私は感謝の気持ちを丁寧に伝えたうえで、やんわりと断りました。ところがその後、相手は激しい怒りをあらわにしたと聞き、強い困惑と戸惑いを感じました。
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「一度言ったことは貫く」ことが正義のように語られることもあります。しかし、状況が変わったり、誤解が生じた際にこそ、人は柔軟に対話し、理解し合うことが必要ではないでしょうか。
私は今も、「話し合いを通じて、互いに歩み寄ること」が誠意だと思っています。間違いを認めることは恥ではありません。むしろ、それを認め、相手と向き合う姿勢こそが、人として信頼を築く上で最も大切なことだと信じています。
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