映画『8番出口』感想|ADHD視点で注意点も
映画『8番出口』を観てきました。大ヒットしたゲームを映画化した作品で、最初は「ちょっとB級っぽいかな?」と思いましたが、実際はよく出来た映画でした。ただし結論から言うと、ADHDや感覚過敏のある人には映画館での鑑賞はあまりおすすめできません。理由を体験を交えて説明します。
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なぜADHDにおすすめしないのか
映画の特性上、突然目の前に人が現れたり、大きな音で驚かせる演出が多いです。僕のようにADHDやHSP、感覚過敏を持っていると、この“バンッ”という音や不意打ちの演出が強すぎて心臓に悪いんです(笑)。
また、8番出口の場面が延々と続くため(映画の性質上仕方ない部分)、同じ景色が繰り返されるとADHD特有のマンネリ感や飽きが出てしまうのも難点でした。
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あらすじ
主人公は電車内の出来事に罪悪感を抱えながら、出口を目指して歩きます。途中、元恋人から電話があり、ある事実を突きつけられる。そして主人公は“8番出口”へと進んでいくのですが──という物語です。
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見どころ
ゲームの再現度が非常に高いこと
俳優陣の演技力の高さ
特に「間違い探しのように注意深く観ないといけないのかな」と思っていましたが、観客が探さなくても作品が自然に引き込んでくれる構成でした。映像の作り込みは素直にすごいと思いました。
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ADHDならではの感想
僕自身、HSP兼ADHDで感覚過敏があります。だからこそ、不意打ちの音や人の登場は本当に苦手で、ドキドキが止まらず「これは心臓に悪いな…」と感じました。映画を観ながら「もし自分が8番出口に迷い込んだら?」とも想像しました。きっと最初は出口を見つけられず何百回もループするでしょう。でもADHD特有の“ルーティン化した時の異変に気づく力”があれば、慣れてからは早く脱出できるんじゃないか…そんな風にも考えました。
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飽きやすいADHDには不向きな部分も
映画の特性として同じ廊下の風景が続くのですが、ADHDの「熱しやすく冷めやすい」特性だと終盤で飽きが来る可能性が高いです。僕自身も正直、途中からマンネリを感じてしまいました。
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まとめ
映画『8番出口』はよく出来た作品であり、ゲームファンやホラー演出が好きな人にはおすすめできます。ただし、
急な大きな音が苦手な人
感覚過敏やHSPの人
ADHDで飽きやすい特性を持つ人
には映画館鑑賞は厳しいかもしれません。その場合はサブスク配信を待ち、音量を下げて画面から少し距離をとって観る方が安心です。ちなみに、僕が観た映画館がスクリーン8だったのは偶然でしょうか(笑)。帰り道、「異変を見つけないと帰れないんじゃ…」とまで思ってしまいました。
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