
マジックができたって、上手だからって何も偉くない!大事なのは人柄
僕がマジックを始めてから、もうすぐ1年になります。
これまでたくさんのマジシャンと出会ってきました。基本的には優しい方が多いのですが、中には「うーん」と首をかしげたくなるような方もいました。
一方で、「この人はなんて素敵な人なんだろう」と心から尊敬できるマジシャンにもたくさん出会いました。
そんな経験を通して、僕が強く感じたことがあります。
それは、マジシャンにとって本当に大切なのは、技術の高さだけではなく、人を尊重し、見下さない姿勢だということです。
今回は、僕自身の実体験をもとに「マジックができる人は偉いのか?」というテーマについて書いていきたいと思います。
マジックが上手い人は偉いのか?
マジックを長く続け、難しい技法を習得すると、自分の腕に自信がつくこともあるでしょう。
もちろん、努力して技術を磨くことは素晴らしいことです。僕自身も、難しい技法ができるようになったときには大きな喜びを感じます。
ですが、そこで勘違いしてはいけないことがあります。
マジックが上手くても、いくら難しい技法ができたとしても、それだけで人として偉くなるわけではありません。
技術が高いことと、ほかの人より人間として優れていることは、まったく別の話です。
技法を知ってるからこそ、マジックを上手く出来るからこそ、初心者にも優しく接する事が出来る人こそ、人として立派なことではないでしょうか?
僕が出会った首をかしげてしまったマジシャン
人脈マウント・技法マウントを取るマジシャン
僕が実際に出会って、首をかしげてしまったマジシャンの一人が、人脈や技法を自慢するような話し方をする人でした。
その人とは、あるマジックグッズの実演販売コーナーで出会いました。
僕が違和感を覚えたのは、会話のところどころで、自分のほうが上だとアピールされているように感じたことです。
例えば、僕が「○○さん(ある有名マジシャンの名前)、バーを出しましたね」と話したときのことです。
すると、そのマジシャンは、特に聞いてもいないのに「○○くんとはメールでやり取りする仲なんで」と話してきました。
もちろん、有名なマジシャンと親しいこと自体は悪いことではありません。
ですが、僕には自分の人脈を自慢されているように感じられました。
そもそも、誰と知り合いかということと、その人自身のマジックの実力や人柄は別の話ではないでしょうか。
また、技法についても違和感を覚えることがありました。
僕がほかのマジシャンから褒めてもらった技法をその人に見せると、今度はその人がさらに難しい技法を披露してきたのです。
もちろん、難しい技法ができること自体は素晴らしいと思います。
ですが、僕としては自分が練習してきた成果を見てもらいたかっただけなのに、まるで技法の優劣を競わされているような気持ちになりました。
マジックの技法は、誰が上かを競うためだけのものではないはずです。
相手ができるようになったことを素直に認めたり、一緒に喜んだりすることも大切なのではないでしょうか。
人のマジックを茶化すマジシャン
もう一つ、僕が首をかしげてしまったのは、人が披露するマジックを茶化すマジシャンです。
僕自身、まだマジックを始めて1年にも満たず、技術的には未熟な部分がたくさんあります。
ですが、自分なりに練習を重ね、少しずつできるマジックを増やしてきました。
そんな中、僕が披露するマジックを茶化されたことがありました。
もちろん、マジックには改善すべき点もあるでしょう。技術的なアドバイスなら、僕もありがたく受け止めたいと思っています。
しかし、人が一生懸命練習してきたマジックを茶化すことと、上達のためにアドバイスすることは違います。
マジックが上手いからといって、ほかの人の演技を馬鹿にしていい理由にはなりません。
僕は、相手の技術が未熟だったとしても、その人がマジックを楽しむ気持ちや、練習してきた努力を尊重できるマジシャンでありたいと思います。
ましてや、人がマジックを披露している最中に茶化すような発言をするのは、演者に対して失礼な行為です。
これはマジックの技術以前に、観客としてのマナーの問題だと思います。
どれだけマジックが上手くても、ほかの人の演技を尊重できなければ、僕は素敵なマジシャンだとは思えません。
これらは実際に僕が体験した出来事です
ここまで紹介した二つの出来事は、どちらも僕自身が実際に体験し、非常に嫌な思いをした経験です。
だからこそ、僕はこのようなマジシャンにはなりたくありませんし、反面教師にしたいと思っています。
マジックが上手くなることは素晴らしいことです。しかし、技術が上達したからといって、人を見下したり、ほかの人の演技を茶化したりしていいわけではありません。
僕は、マジックの技術だけでなく、人としても成長できるマジシャンでありたいと思っています。
そして、これからマジックを始める人たちにも伝えたいことがあります。
もし自分のマジックを馬鹿にされたとしても、それだけで自信をなくしたり、マジックを嫌いになったりしないでほしいのです。
マジックの世界には、初心者を温かく迎えてくれる素敵なマジシャンもたくさんいます。
僕が素敵だと思ったマジシャンとのエピソード
ここまでは、僕が実際に体験した嫌な出来事を紹介してきました。
しかし、マジックを始めてから出会ったのは、そのような人ばかりではありません。
むしろ、親切に接してくれたり、僕の成長を一緒に喜んでくれたりする素敵なマジシャンにもたくさん出会いました。
ここからは、僕が実際に体験した「この人は本当に素敵なマジシャンだな」と感じたエピソードを紹介したいと思います。
技法ができない自分の気持ちを理解してくれたマジシャン
ショットガンシャッフルという、空中でリフルシャッフルをする技法があります。
僕はこの技法がなかなかできず、苦労していました。
そこで、あるマジシャンにどうすれば上手くできるのか相談したときのことです。
そのマジシャンは、僕にこう言ってくれました。
「僕もできなかったから、気持ちが分かる」
この言葉を聞いたとき、僕はとても心が楽になりました。
実は、カウンセリングでも「傾聴」や「共感」は、相手の気持ちに寄り添うための大切な姿勢として重視されています。
技法を教えることももちろん大切ですが、できなくて悩んでいる人の気持ちを理解し、寄り添ってくれることも同じくらい大切だと思います。
僕はこの経験から、マジックが上手いだけでなく、人の気持ちを理解できるマジシャンこそ素敵だと感じました。
人として大切に接してくれるマジシャン
世の中には、難しい技法を使いこなし、素晴らしいマジックを披露するマジシャンがたくさんいます。
しかし、僕が本当に素敵だと思うのは、マジックの技術だけでなく、相手を一人の人間として大切にしてくれるマジシャンです。
実際に、こんな出来事がありました。
あるマジシャンに、僕が何気なく「明日、誕生日なんですよ」と伝えたときのことです。
すると、そのマジシャンは「誕生日プレゼントです」と言って、スポンジボールをプレゼントしてくれました。
また、別のマジシャンからは希少なトランプをいただいたこともあります。
もちろん、プレゼントをもらえたことも嬉しかったのですが、何より嬉しかったのは、僕のことを大切に思ってくれていると感じられたことです。
こうした温かい出来事は、今でも僕の中で素敵な思い出として残っています。
マジックの技術がどれだけ優れているかだけではなく、人に対してどれだけ温かく接することができるか。
僕は、そんな人柄もマジシャンの大きな魅力だと思っています。
まとめ:あなたはどんなマジシャンになりたいですか?
ここまで、僕が実際に出会ったマジシャンとの経験を紹介してきました。
さて、この記事を読んでいるあなたは、どんなマジシャンになりたいですか?
難しい技法ができることを自慢し、人を見下すマジシャンでしょうか。
それとも、相手の気持ちに寄り添い、マジックを通じて人を笑顔にできるマジシャンでしょうか。
僕はもちろん後者です。
マジックが上手くなるために努力することは、素晴らしいことだと思います。僕自身、これからも難しい技法に挑戦していきたいです。
ですが、どれだけマジックが上達しても、人を見下すようなマジシャンにはなりたくありません。
マジックの技術は人を驚かせることができます。でも、人柄は人の心を温かくすることができます。
僕は、そんな両方の魅力を持ったマジシャンを目指していきたいと思います。ではまた次の記事でお会いしましょう。
💡今回の記事に似ているのでこの記事をおすすめにしました。マジック初心者の僕が考えるマジシャンの理想像を僕なりの考えでまとめました。

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