【何気ない言葉に、大切なことを教えられた日】
昨日、ちょっとした出来事がきっかけで、自分の中で大きな気づきがありました。
僕は今、あるサークルの主催のような役割をしています。
もともとは6名いたメンバーも、いろいろあって現在は3名(僕と兄妹のお二人)になってしまいました。
そんな中、昨年末のこと。
妹さんから「お兄ちゃんを名古屋観光に連れて行きたいので、たつきさんも一緒にどうですか?」と声をかけてもらいました。
年明け、僕は「お兄さんに楽しんでもらいたい」という気持ちで、名古屋観光を全力でご案内しました。
そして昨日、今度は僕から「ある市のイベントに一緒に行きませんか?」と提案しました。
その時も頭の中は「お兄さんを楽しませよう」という思いでいっぱい。
妹さんの一言で気づかされた何気ない一言
でも――今日、妹さんの何気ない一言で、ハッとさせられました。
「私が楽しんじゃってる」
その言葉を聞いた瞬間、気づいたんです。
僕はずっと「お兄さんのために」という気持ちばかりで、妹さん自身も“楽しむためにそこにいる”ということを見落としていたんだなと。
思い返せば、先日こんなLINEをもらいました。
「兄に“名古屋城に行ったたつきさんとまた○○へ行くよ”と伝えたら、嬉しそうな笑顔を見せてくれました」
当時ちょっと落ち込み気味だった僕にとって、そのLINEは本当に温かくて、胸がジンとしました。
「お兄さんも楽しんでくれたんだな」――そう思えたことが嬉しかった。
でも、やっぱりそこでも僕の視点はお兄さん中心。
妹さんが一緒にいる理由や、彼女自身の気分転換の時間であることを、深く理解できていなかった。
過去に妹さんからも「当日は楽しんでくださいね」と言われていたのに、どこかで“楽しませよう”という視点ばかりが先行してしまっていたように思います。
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学びの多い一日だった
今日という日は、たくさんの気づきに満ちた1日でした。
お兄さんも笑顔を見せてくれ、妹さんも楽しんでくれた様子で、僕自身も多くを学ぶことができました。
そしてもう一つ、帰宅後に届いたLINEの中で、また心を動かされた言葉がありました。
「今日は楽しかったです。いろいろと気を使ってくださって、ありがとうございました」
この一文を読んで思ったんです。
“気をつかっているけど、それを感じさせないように振る舞う”――これって、実はすごく大事なことかもしれないって。
簡単なことじゃない。まさに至難の業。でも、今後の自分にとって、とても大切な成長のヒントになるかもしれない。
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グループホームに帰ってから、喜びやら、気づきやらで、もうヘトヘト(笑)
でもそれは、心が満たされる“心地いい疲れ”で――
とても有意義で、濃くて、あたたかい一日になりました。
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